このたび、ユニ・チャーム メンリッケは、「ひとりの人」にフォーカスしたケア処方事例集「Omsorg för Alla(オムソーリ フォー アッラ)」を創刊しました。
「Omsorg för Alla」それはスウェーデン語で「みんなのケア」を意味する言葉。でも、単にケアを意味するだけではありません。
「Omsorg」という言葉には「悲しみや幸せを分かち合う」「相手の尊厳や思いを大切にした思いやり」といった深い意味が込められているのです。
それは、「相手の思いや背景を慮る」といった日本人らしさにも通じ、加えて「親しき中にも礼儀あり」という個を大切にするニュアンスも含まれます。
たとえ身体が不自由になっても、認知症が進んだとしても、その人がその人でなくなるわけではありません。
行きたいところに行く、会いたい人に会う、といったふつうの暮らしを継続するため、できることは何だろう。
これまで歩んできた道のりで、この方が大切にしていることは何だろう。
このように、ケアに携わる方たちが一人ひとりのご利用者を思い、個々に応じた質の高いケアを提供してているのを、私たちはたくさん目にしたり、聞いたりしてきました。
失禁は疾患とされるスウェーデンでは、眼鏡や処方薬と同じように、失禁のある方へのパッドも医療用補助用具として、専門知識を持つ地域の看護師によって処方されます。
日本では、パッドの処方制度はありませんが、TENAをお使いの施設・病院では、専門職の皆さまがご利用者をアセスメントし、その方にとって最適なパッド選定と交換パターンを設定しています。また、あくまでもパッドはトイレにいくための補助用具として、可能な方はトイレ排泄を追求されています。
これは日本における【ケア処方】と呼んでよいのではないでしょうか。
そこで、TENAをお使いの施設・病院における【ケア処方】を事例としてまとめました。
Nr.01~03まで3号を一度に創刊し、それぞれのテーマは以下のとおりです。
今後も「ひとりの人」のケア処方事例を拡充していきますので、ぜひ下記バナーをクリックしてご覧ください。



